SKC☆

3。


「SKC諸君、よくぞ集まってくれた」
カーテンを締め切り暗くした家庭科室で、ミヤコがくつくつと笑っていた。
何やら、サイケデリックな色の布地に包まりながら。その不気味さったら、無い。
「此度、一年のコウタ氏も入部したこのタイミングで! 私は明かそうと思う」
なにやら放課後に集められたと思ったら、わけのわからない布陣が出来上がっていたのだった。
黒板前にいるミヤコの両脇に、ケイとコウタが仕えるように立っている。
その正面で私は座ることも許されず、ただ胡散臭いミヤコを睨んでいた。
「そう、明かそうと思うのだ。この星の、真実を……」
「嘘をつけっ!」
思わず叫んでしまった。
「くっくっく……そうは言うがモモコ氏。現に真実は我が手中にあるのだよ」
「やっ、ミヤ……フューラーミヤコ、やめてくださいっ!」
……なに乳揉んでるんだ、あんたは。あたしにも揉ませろ。
「で、ミヤコ。結局何なの?」
「ん? ああ。ようやく私達の部活を発足できる」
「……は? あたしらの学校って6人くらい必要じゃないっけ?」
弟子(?)のコウタを含めても、ここには4人しかいない。
「はっはっは……抜かりない。まあ、こいつを見てくれ」
あたしは手渡された紙をまじまじと見る。おお、創部届けなんてあるのか。なになに……
・部名:SKC
・部長:ミヤコ
・副部長:モモコ
・部員:ケイ、コウタ、把握仕切れない有象無象の構成員
・活動内容:私がやりたいと思った事
「ああっ!? 何で破るかなあ!?」
あたしは創部届を無言で破り捨ててやった。
「いや、適当過ぎるでしょ。まともな項目ないじゃない」
「私達の名前はまともに書いたじゃないか!」
他は適当でまともじゃないと認めるんだね、コイツ。
「普通フルネームでしょ。なんで名前だけ、しかもカナよ。大体SKCってどっからきたん!?」
「青天キラメキくらぶ☆」
おおう、眩しいっ。ミヤコ、中々に良い笑顔をしやがるっ……!
じゃなくて。
「ま、実績を作ってからね」
「おおう、創部届~……」
不安すぎる……何のために部を作ろうとしてるんだコイツは……
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この作品だけ、完全にメモすら無いです。
ブラウザ開いた時のノリだけで色々進めてますな。
今後の展望も不明。無計画でどこまで書くのか? どうなんだろ。


終わりや終わり! 終了!!

書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ


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