2015年8月～9月に買って読んだ同人誌の感想記事です

タイトルの通り、2015年8月～9月に買って読んだ
同人誌の感想をざっくりまとめた記事です。
イベントで言うと概ね夏コミ(C88)が対象になるでしょうか。

今回の感想記事に限ったことではないですが、
知名度等から察するに比較的読まれているであろう作品については
事細かな説明等を極力省いて記載しています。

それでもあえて伝えたいことがある場合はその限りではありませんが、
なるべく期せずして埋もれてしまっていそうな作品について
より強く応援をしていけたらな、と思う次第です。

タイトル名にとらのあな通販ページヘのリンクを貼りました。
また、タイトル名の後のカッコは(作家名/サークル名)となっています。敬称略です。

・玉坂マコトのナカの奥 (ユイザキカズヤ/ココアホリック)
Tokyo 7th シスターズの玉坂マコトの18禁本。
マコトの非常に危うい性格を可愛らしい絵柄で描かれていて、
すさまじい魔性っぷりを発揮しています。
そのまま堕ちていきそうなラストシーンが素敵です。
……やばいんです、そもそもの公式ゲームアプリのボイスが。
薄い本を確保される方は是非ゲームもプレイなさってください。

・少女とギャングと青い夜オマケ本 (ドバト/コデインガール)
商業誌で連載されていた『少女とギャングと青い夜』のディレクターズカット的な本。18禁。
同作の裏話や、本編で盛り込めなかったというシチュエーションのイラストが盛り沢山。
もちろん同作既読者向け。読まれた方と、読む予定のある方は購入を検討してみては。
あ、私は『ロリビッチなう！』も読んでます（謎アピール）

・CHAMMER's (きんのたま▼/Horizontal World)
アイドルマスターシンデレラガールズの櫻井桃華の18禁本。
少女でお嬢様系で包容力があるってすばらしいキャラクターですよね……
プロデューサーが冒頭で「しまった！」的な表情してるのちょっと笑いました。
今の時代はこういうバブみ的な方向が求められているような気がします。

・ラブライブリンガー!SRピュア編2 (北原朋萌。/北原工房。)
ラブライブ！の海未と穂乃果に主眼を置いた一般本。
海未の真面目さに由来する劣等感と、それを飛び越えてグイグイ引っ張っていく穂乃果。
2年生組の信頼関係ってすごい良いよなぁ……尊いよなぁ……と感じる一方で
ねじ込まれている北原工房。さん特有のぶっ飛んだギャグがボディブロー食らわせてきます。
あ、きんいろエクスペリエンスとラブライブリンガー!のシリーズは
一通り買わせていただいています（謎アピール）

・愛妻家の休日 (ミヤスリサ/D・N・A.Lab.)
艦これの加賀さんの18禁本。
一貫して加賀さん視点で、心理描写も丁寧でえっちいです。
ミヤスリサさんのイラストか加賀さんが好きなら即買いです。

・gift (唯野影吉/カゲ路)
艦これ二次創作の総集編。一般向け。
……カゲ路さんの艦これ本はだいたい持っていたりするのですが、
合同誌はカバーしていなかったこと、書き下ろしもあるとのことから購入。
内容については綺麗だったり、綺麗さ故に後味が悪かったりする
独特のお話づくりを存分に楽しめたのですが、
判型が原本より縮小されているためか、一部写植等において
読みづらい点が目についたのが残念でした。

・betagraph 2013-2015 (大槍葦人/少女騎士団)
商業・二次創作問わずラフや息抜き系のイラストを集めた本。15禁くらい。
たかがラフと侮ることなかれ。言わずと知れた上手いイラストレーターさんですし、
各イラストに対して惜しみなくコメントが付けられていて、ものすごく勉強になります。

・ゼリービーンズ (守月史貴/かみしき)
過去のオリジナル18禁本をまとめて加筆修正・書き下ろしを加えた一冊。
装丁がもう普通に商業単行本な感じで、開梱したときびっくりしました。
神さまの怨結びの連載を楽しみにしています。単行本待ちです。

・小悪魔のパチュリー観察記 (イトウゆーじ/110-GROOVE)
東方の小悪魔×パチュリー本。18禁、ふたなり。
ミヤスリサさんの愛妻家の休日でもそうだったのですが、
四角いハコの中に、内なる声というか口に出さないセリフを書く
手法があるじゃないですか。アレ大好きです。（的確な呼称を知りません）
小悪魔がパチュリーの様子を観察しているさまがとても愉快です。

『betagraph 2013-2015』、『ゼリービーンズ』は手放しでオススメします。
個人的な好みとしては、『ラブライブリンガー!SRピュア編2』と『小悪魔のパチュリー観察記』が特に刺さりました。

私自身がCOMITIA 113でアレな感じになったという経緯もあり、
他の方は背景をどのようにしているのだろう……というのをすごく気にしながら読んでいました。
意外と背景を書き込まれていない方も多いのですが、それを欠点と感じさせないような
構成や構図の工夫が見受けられました。ヤッパリ活躍サレテイル方々ハ違イマスネ。

わかりやすさのためにあえて悪く言うのなら「手の抜き方が上手い」ということになるのですが、
限られたリソースを有効に活用するには必須の観点と思うので、先人たちの作品を仔細に見て
私もより早く、より上手く作品を作っていけたらなぁと思います。

終わりや終わり！　終了！！

書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ