イラスト制作の効率については、
私はまず「無駄な線を描かない」ということに帰結するのかな、と思っています。
仕事でも無駄な作業は原則しないですし。作業手順以前に、段取りのお話。
仕事でも無駄な作業は原則しないですし。作業手順以前に、段取りのお話。
形を取ろうとして、最終的に必要なもの不要なもの合わせ、様々な線を引く。
けれど、描くものがはっきりとしているのなら、始めから必要な線だけ引けば良い。
本来は形を取る必要すらないのだと思います。
私でも実際に、ドライヤー程度の簡単な形であれば、直接的に最終形の線を引けます。
大事なのは「最終形を理解しているか」ということだと思います。
クロッキーを行うなら、最終形は目の前に存在している物体です。
では、頭の中にしかないものを描く場合には、どうすればイメージを明確化できるのか?
では、頭の中にしかないものを描く場合には、どうすればイメージを明確化できるのか?
1.現存する類似した物質の形質を理解する。たとえば人体構造、布のしわのでき方、陰影のつき方など。
2.描画対象の性質を理解する。たとえばキャラクターの身体的特徴、服装、アクセサリなど。
つまり、非実在青少年(なつかしいですね!)を描く行為は、
2.描画対象の性質を理解する。たとえばキャラクターの身体的特徴、服装、アクセサリなど。
つまり、非実在青少年(なつかしいですね!)を描く行為は、
1.(現実)と2.(空想)の掛け算と言えると思います。
足がかりとする現実があってこそ、空想もそこに存在させることができる、というか。
3Dグラフィックスにおける、モデルとテクスチャの関係に近いかもしれません。
実際に質量を持って存在しているものに、自分の主観を重ね合わせる。
そのためには、現実と空想の両方を理解していなければならない。
わりかし当たり前っぽいことを言っていますが、
概念としてなんとなく知っているのと実践するのとでは、やはり違うみたいです。
描く対象を隅々まで詳細に知っている必要はなさそうですが、
輪郭を大まかに捉えている必要はありそうです。
悪魔の存在を証明するのが難しいのと同様に、知らないものを描くことはできません。
効率化という観点に戻るなら、最速と最小には密接な関係がありそうです。
効率化という観点に戻るなら、最速と最小には密接な関係がありそうです。
最小限・最低限の手順を踏んでこそ、最速への道が拓けるのだと思います。
空想を実現するには、似ている事例や現実を知ること。
そして得た知識に空想を掛け合わせ、空想を現実に係留すること。
題材はイラストでしたが、何にでも共通することのように思えます。
まずは身の程を知れ!ってことですね。NO~!
終わりや終わり! 終了!!
書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ
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