暗号にまつわる物語

暗号にロマンを感じました。

暗号は、一見して意味の分からない文字列です。
たとえば古典的ななぞなぞで、「たたあたんごたたたうた(たぬき)」、
サンホラー的には0101 1003 0205 1004 0103、など。
ちなみに正解はどちらも「あんごう」ですね。

一見して意味が分かりませんが、そこには確実に意図がある。
意図を隠して渡し、隠された意図を解き明かす。

表出しているわけではありませんが、意図が表現されている。
隠した手法は?隠された意味は?隠す意図は?
理由を追求していくと、物語があるように思えます。
これを認める時、暗号は、物語を生むシステムの一つと言えます。

物語には大小の差こそあれ、謎がつきものです。
推理もののトリック等は言うまでもなく謎ですし、
登場人物の意図さえ、ささやかな謎と言えます。
物語は、不思議が提示されることによって、物語たりうるのです。

暗号は、そんな謎・不思議を代表する一つのギミックとして、
もっと効果的に機能させられるのではないか……そんなふうに、考えていました。


終わりや終わり! 終了!!

書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ


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