きつねみみ饅頭さんが制作された
フリーの18禁ADVゲーム、『悪魔の迷宮』。
ここ数日のブログ記事が同人18禁ゲームに偏っていたので
流れでご紹介しようと思ったのですが、
『Emeth』と同じくプレイしたのが数年前だったため、
……もう一度、プレイしました。
1~2時間くらいでぐるっと周回できるので、ぜひぜひ。
さあ、始めよう!!
生涯2度目のプレイの感想。
とても、つらい。
はい。いきなり少し衝撃的な画像でしたね。
こちら、ゲーム開始時に表示されるメッセージになります。
今回の記事を書くべく、数年ぶり2度目のプレイをしましたが。
なんというか。その。とても深く、えぐられました。心を。
『悪魔の迷宮』とは、どういうゲームか。
その答えを最も端的に表しているのが、このメッセージです。
あなたは少女を悪夢に突き落としました
えっちシーンの内容について。
あくまで成人向けのえっちなゲームとして解説をするならば、
少女を迷宮から脱出させる過程で少女が陵辱されていく、という
とても悪趣味なシチュエーションのえっちシーンで構成されています。
シーンの内容としては、触手多め、あと虫とか、悪魔とか。
和姦とか強姦とかではなく、異種系の陵辱。あと稀に自慰。
いわゆるハードコア・ポルノ!って感じのシチュエーションです。
もしかしたらビジュアル面に少し抵抗があるかもしれませんが、
テキストにおいて、非常に粘り気のある、執拗な描写をされています。
少女の生涯において"最初で最後"の快楽に堕ちていく様子は、
読む人に昏い興奮をもたらしてくれることでしょう。
「悪趣味」や「執拗」と言うと聞こえが悪いですが、
このゲームにおいては「悪趣味」を「執拗に」語ることこそが、
むしろ的確であり、最大限の効果を発揮しているように感じます。
全体を通して。
もしも一通りのシナリオを読み終えたのなら、
このゲームは迷いなく「鬱ゲー」に分類できると思います。
事の真相に至ったときの、虚無感。
えっちシーンに興奮できたか否かなんて、正直どうでもよくなります。
勧誘と、ほんの少しの警告を込めて、あえて言いましょう。
マルチバッドエンディングです。
おいでよ、全鬱の沼!
今回は攻略しちゃいますよ!
もう直球で答えを書いていくので、
ネタバレとかは各自フィルタしてネ。
経緯: わりと攻略情報がなかったので。
Google先生にこのゲームの攻略について尋ねてみると、
はてブでブックマークされた記事の残滓がヒットします。
このテキストで問題ない、という方は
そのままプレイいただければいいかと思うのですが、
「そもそもエンドに辿り着けない」
「全容を把握しないままに断片だけ見ても」
「さっさとクリアしたいんです」という方もいらっしゃるはず。
というわけで、これも何かのご縁!
このゲームの攻略情報を記事として残しておこうと思います!!
選択肢1
「しおんは、ぼんやりとだが、自分の身が危険に晒されていることを感じ始めていた。」
- 部屋を出る
- 部屋から出ない
→シナリオ進行
→bad end 01(スケベスーツで触手責め)
選択肢2
「それは……しおんの後ろから、ゆっくりと近づいて来ていて……」
- 振り返る
- それでも進む
→bad end 02(虫に産卵されて出産)
→シナリオ進行
迷宮
はい、問題の箇所ですね。簡易マップを作成いたしました。
Sがスタート地点で、矢印が開始時の向きです。
1.で「声のした方へ」を選んだのち、
2.で「辺りを調べてみる」でシナリオ進行します。
①~③は先程引用したはてブのテキストと対応していて、
該当の座標に移動して「声のした方へ」を選ぶと
それぞれ異なるCG(責められている少女たち)を回収できます。
①・②は探索を続行できますが、
③はbad end 03(檻の中に囚われる) へ。
また、①~③・1.・2.以外の箇所で「声のした方へ」を選択すると、
①~③とは異なるCG (檻から伸びる手)を回収しつつ、
bad end 03へ。
行動回数が10回に到達すると、カンテラの灯が消えて
bad end 03へ。こちらも別CG (自慰)が表示されます。
スタート地点から引き返して④で「部屋を出る」を選ぶと、
bad end 04(精神崩壊して二度と動かない)。
選択肢3
「扉は結局開かなくて、どうせ死んでしまうのだ。それなら――」
- 鍵を差し込む
- 鍵を差し込まない
→シナリオ終了
→bad end 05(悪魔による陵辱)
新たな選択肢の発生
選択肢3にて「鍵を差し込む」を選択してシナリオを終えたのち、
セーブデータからのロードもしくははじめからで選択肢2へ。
「それでも進む」を選択。
新規選択肢にて「僅かな風」を選択。
エピローグ
タイトル画面にて「少女を連れ出す」を選択。
迷宮でのCGを回収していれば、すべて埋まっているはず。
エピローグを見たあと……
『ゲーム』を始めるを選ぶと、
メッセージが「また…するの……?」になってる。つらい。
エピローグ以後の追加シナリオ等はない模様。
余談: 「悲劇的なシナリオ」について。
今回の『悪魔の迷宮』もそうですし、
Innocent Greyさんの『殻ノ少女』『虚ノ少女』なんかもそうなのですが、
鬱系というか、とても救いのない展開、惨たらしい描写、悲劇的なシナリオ……
私は、大好きです。
「大好き」といっても「大興奮」というのとは少し違っていて、
とてもいたたまれない気持ちになるとともに、
それを見て、静かに悦に浸っている自分もいる。
非常に後ろ暗い快感が、自分の中に潜んでいることを自覚します。
同時に、こうした悲惨さを架空の物語として体験することで、
現実においては、絶対に起こさせてはならない、という気持ちが
より一層強まるのを感じるのです。
こうした自傷的な快感というか、寓話めいた痛みが、私は好きです。
終わりや終わり! 終了!!
書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ
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