バンダイチャンネルで「闘牌伝説アカギ ～闇に舞い降りた天才～」を観ました。
ラストは（おやっ…尺足りなかった？）と感じたのですが、
原作がまだ完結していないそうなので、少し納得しました。
アカギ、異質な作品ですね。
見ていてすごく新鮮に感じました。
特に少年漫画に代表されるような物語のテンプレとして
障害→克服→進展といった流れが描かれることが多いですが、
アカギにはそれがありません。
主人公の赤木しげるは物語の冒頭（もしかしたらそれ以前に）既に、
一つの存在として完成しており、揺らぎがありません。
場面だけを切り出すとピンチのような場面ももちろん描かれますが、
赤木の手法が全く通用しないような本当の意味でのピンチには、まだ陥っていません。
あくまでテンプレはテンプレなのでそれが全てではありませんが、
敵を泳がせて陥落させる心理戦を主眼とし、
それを読ませる語り口が圧倒的に巧いからこそ成立している、特殊な作品です。
途中にピカロの素質、なんてフレーズもありましたが、
悪漢にはロマンがありますよね……すごくいいです。
赤木しげるが本当にかっこいい。
なんか原作は今も鷲巣麻雀が続いていて、
鷲巣様が鬼退治とか進撃とかされているそうなのですが、
……うん、最近麻雀を再開されたそうでよかったです。連載誌的に。
完結したら原作も読みたいと感じましたが、ひとまずアニメで満足することにします。
面白そうな作品たくさん積んであって鑑賞が追いつかない……！
終わりや終わり！ 終了！！
書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ
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