物語と数字

以前にも書いたような気がしますが、物語に必要な要素の最少数は、2です。

まずは誰もいない... → それが0です。
そこに誰かがいるのなら... → それが1です。
さらに誰かが現れたのなら... → それが2です。
(黄昏の賢者リスペクト)

要素を2つだけ用いて、0→1→2と遷移した場合、
0から1に至るまでの過程を『背景』と呼び、
1から2に至るまでの過程を『物語』と呼びます。
このとき、0は世界、1は主人公、2は主人公が出会うものです。
いずれにせよ、物語というものは状態の変化なのです。

状態の変化には原因・理由が伴います。
その変化の根拠こそが、物語の根幹たり得るのです。

そしてこれはあくまで「最小の数」です。
要素を増減させれば、物語をより複雑に、より長くすることができます。

3-1+1-2...
(Yieldリスペクト)

0から3に至るまでに、物語の世界背景と物語開始時点での状況が凝縮されています。
そこから1人減り、1人増え、2人増えました。
さて、人数が増減する状況とは、何を指すのでしょうか。

例で要素=人ばかり取り扱っていますが、もちろんキーアイテムか何かでもよいです。
ドラゴンボールとか7くらい増えたり減ったりするでしょうね。

物語を考えるときに詰まったら、こういうシンプルなところから考え直してみるといいかもしれません。


終わりや終わり! 終了!!

書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ


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