どうにもやる気が出ない、着手できない。
そんなとき、無理にモチベーションを高めようと考えるのは下策。
モチベーションがゼロの状態でも、
それなりの成果を上げられる方法を考えます。
まずは下ごしらえとして、作業を細分化すること。
細分化とは、文字通り、細かく分けることです。
作業を小さな単位に区切ると、様々なメリットがあります。
・進捗を管理しやすくなる。
・確保するべき「まとまった時間」が短くなる。
・事前に段取りを整理することに繋がるため、作業精度を上げやすくなる。
・併せて要件の重要度を明確にすると、資源を節約しやすくなる。
細分化したら、個々の作業について、期日を決めましょう。
このとき、余裕は全く考慮しません。
いわゆる作業バッファは、ゼロです。
多くもなく少なくもない、適切な日数を想定して、
期日を決めていきます。
あとは決めた日程に沿って進めていくだけです……が。
意外と難しいのが、「事前に決めていないことはやらない」ということ。
予定外の作業を行うと、当然、予定していた作業はできなくなります。
たとえば資料作成などをしていてつまづいたりすると
少し調べ物をしたくなりますが、その場ではぐっと我慢。
調べたくなったことをメモして、まずはやれるところだけやりましょう。
または、場合によっては思い切って作業計画を練り直し、
集中的に調査をするための作業項目を設けましょう。
というわけで、事前に定義していないことはやらない。
これを徹底できれば、一応は淡々と進めていくことができる……ハズ。
要は作業開始時のやる気に左右されないように、
「作業をするだけの機械」になろう、という方策です。
機械的にやれるよう、コマンドとスケジュールを決め、
タスク実行中はロギングしながらも
事前に組んだ処理だけを淡々とこなしていくのです。
やる気って、実際にやっているうちに
じわじわとにじみ出てくるもののような気もしますし。
脇道に逸れて掃除するときだって、
ふと気になって掃除を始めたことで
掃除をやる気力が刺激されているように思うのですよ。
ただの機械から人を模した機械となり
いずれ人の心を取り戻したときには、
きっとより素晴らしい成果を上げられるような飛躍があります。
やる気がなくともとりあえずやってみて、
いいかんじにがんばっていきましょう……!
終わりや終わり! 終了!!
書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ