世界を構成する要素の最低数は、2です。
この数字は、立ち位置や役割と言えば良いかもしれません。
人間が2人である必要はなく、2つの要素があればよいです。
無機物、自然、果ては自分自身というような『何者か』―――
主人公と『何者か』の対話がなければ、物語は生まれません。
0では存在がなく、打点することすらできません。
1では変化が生まれず、始点から終点への線を見出すことができません。
2から変化が生まれ、動きが生まれ、世界を形成していきます。
主人公の物語は『何者か』に遭遇することによって安定から不安定へ至り、
不安定を解決することで、再び安定という終わりを迎えます。
何も見えない、暗闇すら存在しないような虚無の中に、主人公が1人。
そして主人公は、自分の心情や思考を知覚しない。
そんな状況下で、どんな世界が、物語が生まれるでしょうか。
似たような話を見聞きした気がするなぁと思ったら、
これ、うみねこで近い文章読んでます。
人間が宇宙を生み出すための最少人数は2人、みたいなの。Ep4かな。
こうして感染的な連鎖が続いていくのですね……
終わりや終わり! 終了!!
書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ