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韻文における情報の強調について

今日、詩・短歌・俳句などの定型詩について考えたので、
そのメモを貼り付けておきますね。
ご意見ご感想等ありましたら……交換しましょう!
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散文(小説)であれば、強調したい情報(シーン)は
特に文章量を割いて詳細に描写する、という手法を採用できる。

では、韻文(定型詩)の場合は
どのように表現すれば特定の情報を強調できるか。

【前提】一般的・平易な表現を用いる方がよい。

・文章をスムーズに理解できなければならない。
・難解な語句や専門用語は文意の揺れを抑えられることが多い。
  そのため公文書や技術文書などでは役立つことが多いが、
  専門性ゆえに一般的な理解を得にくいリスクがある。
・よって、なるべく一般的な語句を用いて表現した方がよい。

【仮説1】受け手における情報量は、語句の量によって決まる

・情報には「視覚的な情報」と「意味的な情報」がある。
  それぞれ感覚器を通して受け取る「外部からの情報」、
  外部からの情報を受けて湧き立つ「内部からの情報」とも言い換えられる。
・韻文において重視するべきは、意味的な情報である。
・音韻を整えるための言葉や文章の係り受けは極力省き、
 受け手に補完させる方がよい。

【仮説2】語句そのものが想起させる情報の量にも違いがある

・同様の意味を持った語句でも、想起させる情報の量(ニュアンス。含有する意味の量)が違う。
・欲求に沿っている、タブーに触れている、というような
 感情に訴えかける語句を用いるとインパクトが強まる。
・語句の属性による情報量について、大まかな傾向は次の通り。
 - 口語>文語
 - 名詞≧動詞>形容詞
 - 扇情的>理知的
【結論】なるべく音数が少なくて一般的、かつ危うくて意味深な語句を、多数用いる。


終わりや終わり! 終了!!

書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ


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