大宮駅から徒歩1分、「コワーキングスペース7F」にて開催された
『Unityで始めるスマフォゲーム制作勉強会』に参加してきました。
初級者講座では3Dダッシュゲームを題材に、Unity IDEの操作を学ぶ。
中級者講座ではステップアップして、2Dアクションゲームを題材に
ソースコードを編集して実装を行う。
そんな2段構えの構成となっていました。
予備知識ゼロで行ってみての感想をいくつか。
まずUnityそのものについては、
ゲームに限らず「デジタルにおける表現方法」の一つとして
検討しても損はないだろうなぁと感じました。
カジュアルなアプリケーションだったらデフォルトのAPIでも足りそうですし、
実装についても比較的容易に行えるプラットフォームなのだろうという感覚です。
Adobe FlashをUnityにリプレースする案件があるそうですが、
感覚としてはなんとなく納得できます。実際は死ねそうですけれど。
IDEの動作も良好で、私が常用しているASUS Transbook T100TA、
つまりタブレット端末のスペックでも、快適に操作できました。
……さすがに実行時は少しもたつきましたが、充分許容できるレベルです。
次に、「勉強会」について感じたことをふわっと。
Unityも初めて、そして勉強会も初めての参加だったのですが、
思っていたよりも会の進行が早かったです。
今回については密度のある時間を過ごせたと感じられますが、
別の勉強会に参加したとして、詰まったらなかなか辛いかもしれません。
当然ですが、興味のある分野の勉強会に参加するのが望ましいですね。
また、参加する方はIT系の社会人が多いようで、
漏れ聞こえてくる事情を聞くに、みなさん理想と現実の葛藤があるようでした。
いわゆるキャリアパス的なフラストレーションです。(ルー語?)
入社したはいいものの、やりたい仕事をやれないという不満。
いいですね。葛藤する人間って美しいと思います。
最後に、私に最も足りないものは、情熱や信念といった
メンタル的な部分なのだと実感したので、そのことについて。
今回の講師である森 信虎さんは
「ゲームで世界を変える」という信念のもと
一心にゲームを作られている方です。
語り出したら止まらないくらいの情熱を秘めていて、
好きだから、楽しいからゲーム制作をしているのだということが伝わってきました。
本当に好きだから、追究できる。
また、人に教えるのは苦手とのことだったのですが、
制作における人手を増やすための、下準備としての勉強会であり、
ゲーム制作が好きだからこそ、苦手なことでも頑張れる。
自分に立ち返って考えたときに、
果たして私には、そこまで打ち込めるものがあるだろうか? いや、ない。
好きなものや楽しいことはありますが、追究というレベルに到達できるような
深く強い嗜好は、持ち合わせていないように感じます。
そういった観点で考えると、私に足りないものは
覚悟であり、情熱であり、信念です。
最後に軽いおまけをもうひとつ。
コワーキングスペースというものを初めて利用してみましたが、
書籍や設備も充実していて、なかなか快適だと感じました。
今回の会場となった「コワーキングスペース7F」では、
利用料1000円で7:00~23:00までずっと居座れるようです。
もちろんカフェや図書館にも同じことが言えるのですが、
一日中ずっと家でカンヅメしているよりは健全かもですね。
総じて、濃密な時間を過ごせた上に
メタ寄りな知見も得られたので、参加してよかったと感じます。
終わりや終わり! 終了!!
書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ