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COMITIA121を振り返り

 実日付的には前後してしまいますが、8月20日に開催されたCOMITIA121について、簡単にですが総括します。

コミティア当日について。

 今回のコミティアは、もう一人の制作者である水蓮氏と一緒に会場へと向かいました。
 ただ、ソロ参加ではないのをいいことにかなりピーキーなペース配分をしたため、当日の朝、製本を始める頃には半ば抜け殻となっており、その後もスペースの切り盛りのほとんどを水蓮氏に任せつつ、倒れないようにだけ努めました。へっへっへ、だいぶ楽させてもらいました。
 というわけで、総括といっても、実は「走り切って死んでました」くらいしか言えることがなかったりします。関係各位、本当にお疲れ様でした。

今回の作品について。

 今回、自身のお仕事をはじめとした諸々の状況から、表紙イラストや製本体裁の整理でほぼ手一杯、あまり腰を据えて小説を用意することはできないとある程度わかっていました。そのため、せめて手に取ってくださった方が負担なく、そしてできれば楽しく読めるよう、「軽く、軽く」を心がけてさっくり書きました。
 私は気を抜いて書くと文章やお話が重くなり、数人死なせてしまうことがわりと多いので、やだこの主人公きもちわるい……程度で済ませられてよかったです。費用対効果で言うとやや満足ですが、次回参加時までに資源をたっぷりと用意して、しっかり作りたいです。

インディーズのよさ。

 なんだかここ数日、インディーズ的なものに妙に縁がありました。
 「インディーズ的な良さ」というのは、一言で言い表すのなら「情熱」だと思います。「私はこれがやりたいからやってんだ。楽しいからやってんだ。文句あっか」みたいな。
 もちろん、商業でもその情熱を維持できるのなら、それに越したことはありません。けれども、経済が絡むと……特に、自分の他に利害関係者が存在すると、情熱だけで押し通すことは難しくなってきます。創作や表現をする人でなくとも、日々の仕事によって、趣味に費やせる時間を大いに喪失しています。情熱を持って仕事をできているでしょうか。
 それが大人だと言ってしまえばそれまでですが、本当に納得してしまっていいのか。納得するとしないとに関わらず、現代社会に生きる限り、「好きを犠牲にする時間」が、多少なりとも生じてしまいます。
 そんな社会の最中にいる私たちが、「思いを共有する仲間たちとともに、納得のいかない現状を情熱で塗り替えていく物語」を体験できるのが同人オリジナル作品であり、アマチュアガールズバンドものなので、そりゃあ当然、胸が熱くなるよなぁ、失った輝きに出会ってしまうよなぁ、と思うのです。

今後の活動について。

 もしかしたら私は、チームでの活動に飢えているのかもしれません。自立したメンバーが、同じ目的を共有して、かけがえのないものを作っていける、そんなチームを作っていきたい。ような気がします。一人で黙々と作っていたい気持ちもあるので、はっきりしませんけれど。
 一人か共同かは場合によりけりだと思いますが、私もまた情熱を燃やしていき、ゆくゆくは、私と関わる方々を一人でも多く支えられるよう活動していきたいです。
 ……次回は、情熱だけでなく体力も伴うように配分しないとですね!


終わりや終わり! 終了!!

書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ


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