現状打破のために、根本的にやり方を変えなければならない。
そう考えたとき、やり方を変えるには
まず現状でのやり方を自覚する必要があります。
自分がどのような思考ルーチンに基づいて判断しているのか。
把握しない限り、意識的な改善は望むべくもありません。
自身の感覚では必死に悩み、考えているつもりでいても、
結局は毎度同じ思考の迷宮に陥っているのです。
悩むこと自体は良いことだと思います。
ただし、悩むたび別のことに悩まなければなりません。
同じことに悩み続けるということは、進歩がないということです。
直面している事象に対して、結論を出すことなく、
ただ漠然と思考を空回りさせているだけにすぎません。
取り組むべき問題が同じだとしても、複数回取り組んでいるならば、
前回までの思考における過程と結果を知識として得ているはずです。
所持している情報量が違うのならば、
思考の道筋もまた、わずかでも変化して然るべきです。
繰り返します。
実践せず、結論を明確にしないからこそ、進歩しないのです。
多くの場合において、人が悩み始めたときには
自分の中での結論は既に決まっていて、
悩んで足を止めるために悩み続けていることを知るべきです。
また、知識と知恵は違います。
他人の思考は単なる知識でしかありません。
他人の思考はもちろん積極的に参考とするべきものですが、
本質的な理解は、自分で知恵を働かせてこそ
得られるものだと思います。
考える時は、できることなら
テキストエディタやメモ帳に書き出したりしながら。
頭の中だけで巡らせる思考には、限界があります。
休憩がてらに自分の思考を疑い、辿ってみましょう。
終わりや終わり! 終了!!
書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ