事件が起こって、男女ペアで解決に向かって調査に当たった。視点は女性の方だと思う。
似たもの同士で、その関係は恋仲や姉弟というより兄弟に近かった。男勝り。
被害者が鋭利なもので切り刻まれる事件で、夜に起こってたのでパトロールを兼ねて夜に情報収集していた。
ある住宅地に入ったとき、冴えない細身の男がいてそれまでのように聞き取りをする。
すると事件の事はわからないが、入り組んでいるこの住宅地を案内してくれるという。
後ろについていき、曲がり角に差し掛かった時に先導していた男はハサミを持って襲いかかってきた。
不意を衝かれたものの間一髪回避できた主人公女性。男性と一緒に制圧にあたる。
ハサミを奪い取るが他のハサミを持っており、細身の男は主人公達へ向け何度も襲いかかる。
混戦の中ハサミを奪い取るうち、ようやく制圧に成功した。主人公男性が男を地に抑えつける。
しかし男は動機を語った後に不意を付いて制圧を振り解き、不敵な……自重的な笑みを浮かべながら最後と思われるハサミで自らの喉を掻き切った。
血を噴きながらくず折れる細身の男。遅れて膝をつく主人公女。彼女はしばし声を上げて泣き、主人公男はただ見守るしかないのだった。
……女主人公の視点だったせいか、私も泣いていたのかのように息詰まらせながら起きましたとさ。悲しかったぜ。
終わりや終わり！ 終了！！
書いた人: 久世うりう (kuzeuriu) お問い合わせ