7月2日、当ブログにこんなコメントがありました。
Commented by skuna@docomo.ne.jp at 2014-07-02 20:52
> えっとこちらのブログすごいびっくりして…
>
> なんだか自分のことを言い当てられてる気がするくらい、思わずブックマークしちゃいました！
>
> 共感もしたし、本当にウチの中で大切なことが書き込まれてるブログだと思ったんです。こんなにも素敵なブログを書く方ってどんなひとなんだろう？って思って
>
> 興味津々で初めて書き込みさせてもらいました！
>
> なのでできれば直接お話ししたいと思って、名前の部分にウチの連絡を入れておいたのでよかったら連絡してくださいね。待っていますです！
>
> ※もし面倒ならこの書き込みも抹消しちゃって構わないので気にせずにお願いします。
>
> いっぱいお話ししたいことだらけです！
すくな……？
私の場合、万事に対する基本的な対処として、まず疑うところから始めます。
今回もあやしい文面だなぁと感じつつGoogleで検索して、ヒット件数や傾向から
スパムか否か判断してみました。黒だと思います。白だったらごめんね。
連絡を取ってみればわかるかもしれませんが、
連絡を取るのが億劫なので、連絡しません。信か不信かに関係なく。
連絡を取った場合どうなるかについては、
こちらのブログにお任せします。なしのつぶて、かなー……
ここで締めてもいいのですが、今回は少し踏み込んでみます。
なぜ文面から不審感がにじみ出るのか。
コピペの文面が多数ヒットする、という事実ではなく
あくまで文面そのものについて、分析してみようと思います。
一見すると、好意的なコメントに見えます。
「思わずブックマーク」「共感」「素敵」「興味津々」「いっぱいお話ししたい」と
ポジティブな言葉が多数含まれています。
しかし、文意をシンプルに抽出すると以下のようになります。
> ブログを読み、驚くほど共感できる内容だと感じ、コメントした。
> 筆者に興味が湧いたため、連絡を取りたい。
私は原文と文意を考察して、2点、違和感を覚えました。
違和感(1) ブログの内容について全く触れていない
記事に衝撃を受けたことを匂わせる文であるにも関わらず、
記事の内容については言及していない。少なからず言及するのが自然ではないか。
また、このコメントの内容ならば、どのような記事にも書き込むことができる。
違和感(2) 「コメントする」ことと「連絡を取る」ことの繋がりが示されていない
コメントはブログの機能として提供されている。
機能を利用してコミュニケーションを図るのは、自然なことだ。
その段階を飛躍して、メールで何を直接話そうというのか。
……違和感(2) については人によると思います。
私は必要性を感じなければ行動を起こさないタイプなので、
いきなりメールに飛躍して薄気味悪いな、と感じただけでした。
でも、メールアドレスが提示されてさえいなければ
私は少し信用していたと思います。
このコメントをスパムと仮定すると、
不特定多数のブログに書き込むだけでは何の利益も得られません。
何かを買わせたりするようメールで誘導する必要がありますが、
コメントに対する反応の有無を確認するためには、
不特定多数のブログを再び巡回する手間が発生します。
やりとりをコメント欄からメールに持ち込んでしまえば、
受信したメールに対する返信で対処できるため、
複数の状況を並行して進めるための手間が少し省けます。
Webサイトアドレス然りメールアドレス然り、
他のサーバーへアクセスするような情報を提示されると
つい警戒していしまいます。
それでも、「※もし面倒なら～」の一文は警戒を解くために
なかなか有効な手段なのではないかなーと思います。
直接的には何かに誘導する意図も示されておらず、
あくまで連絡を依頼・希望するという内容が書かれているので、
無視してもいいというように一歩引かれると
「ああ、普通に連絡とりたいだけなのかな？」と感じられます。
というわけで、複数のブログにコピペする目的なら、
私だったら以下のようにコメントします。
Commented by すくな変更点(1) at 2014-07-02 20:52
> えっとこちらのブログすごいびっくりして…
>
> なんだか自分のことを言い当てられてる気がするくらい、思わずブックマークしちゃいました！
>
> 共感もしたし、本当にウチの中で大切なことが書き込まれてるブログだと思ったんです。こんなにも素敵なブログを書く方ってどんなひとなんだろう？って思って
>
> 興味津々で初めて書き込みさせてもらいました！
>
> あと…できれば直接お話ししたいと思っているのですが、メール大丈夫ですか？変更点(2)
変更点(1):メールアドレスを記載しない
ちゃんと書き込み先のブログを巡回して反応を確認する。
手間は増えるが、確かな成果を挙げることを重視する。